TRYALL「TU-01専用小口径フロントカバー」
バスプロの小林選手や「TU-01」使いのアングラーからの熱い（？）要望で製品化の運びとなった、初期段階で当初搭載予定だった「小口径」のフロントカバー・・・「TU-01専用小口径フロントカバー」を遅まきながら購入してみた。購入動機はずばり・・・。

「キャスト精度の向上」
「TU-01」を使い込むと、狙ったポイントにすぱすぱ打ち込むことが出来るし、10cmの隙間からボー＆アローで的を射抜くような正確なピンポイントショットを簡単（？）に打ち込むことが出来るようになるし、殆どトラブルはない・・・そう、キャスト精度とトラブルレス・・・それがクローズドフェイスリールの・・・いや「TU-01」を使う一つの理由だと言える。

「これ以上、何を望むのか？」

未装着時の「TU-01」。今みてもその独特なデザインは古さを感じさせない。
実際、今のままでも全く不満は無い。
しかし、これがベイトフィネスリールを使いこなせるようになると、キャスト精度という点では遥かに劣ることに気付く・・・１直線にラインを放出するベイトリールと螺旋を描いきながらラインを放出するクローズドフェイスリール・・・精度の上で差が出るのは当然と言えば当然だろう。

「TU-01」の場合、ラインの放出口が大きく広がっており、ラインに余計な負荷が掛かりづらい。それが高い遠投性能や巻き重りの軽減に貢献しているのではあるが、半面、大口径の放出口から大きな螺旋を描きながら放出するラインは「キャスト精度の低下」を招く要因となっている。それを軽減する為に作られたのがこのパーツといえる。

装着後の「TU-01」。全体を艶消しブラックに覆われシャープな面構えに・・・まるで別なリールだ。

見ての通り、ライン放出口が極端に小さくなっている。これにより螺旋形状でラインが放出されること自体は変わらないが、螺旋形状が極端に小さくなる。それによりラインのバタつきが軽減し、直進性能が向上・キャスト精度が向上する・・・この辺は想像するのは容易だ。ただ、小口径になることにより弊害として、カバー内の接地面が増える（摩擦）ことによる巻重りの増加がある・・・この辺に関しては実際リーリングしてみないことには何とも言えない・・・ということで、次回は今年度初の渓流ルアー釣りにて、実釣レポートと合わせてレビューしようと思いますのでよろしく！！。

その②に続く・・・。